第157回直木賞作品 月の満ち欠け

ふらっと訪れた「時色」というおきくさんのブログで見つけた本。

面白そうだなと思い、仕事の帰りにすぐ本屋で購入。
ちょうど、最近映画も見ていないので、久しぶりに本に没頭することに。

購入して1週間で読み終わりました。
読む時は半分ほど一気に。

内容は、あまり書くとネタバレになるのですが、誤解を恐れず簡単に書くと「生まれ変わり」の話です。
若い頃の、とても好きだった彼女が突然交通事故でなくなり、別の家庭の女の子に生まれ変わる。
女の子は7歳の時に突然生まれ変わる前の記憶を取り戻す。もちろん、その子はこれまでとは別の家庭で親もいる。
こうした様々な情景を生まれ変わる前の女性の視点から、生まれ変わった後の女の子、その家族の視点など様々な角度で描いています。

様々な角度での描写が多く、なかなか感情移入できにくい作品でしたが、最後はどうまとめるのだろうと思っていたらある意味以外というか、ストレートというかそういうエンディングでした。
会社の昼休みに読んでいて、少しほろりとなりました。
個人的にはオススメの作品です。

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