9月6日、日本赤十字病院

今日は11時に病院に予約を入れているとのことで、10時に家を出て病院に向かった。
病院に行く前に親父からは「お袋は置いていけ」と言われたが「行く気マンマンなのに置いていけへんで」と言ったら、「昨日、一緒に来てかなり血圧あがったんや」と言われた。とはいえ来るなともおばあちゃんには言えない状況なので、結局一緒に行くことに。
病院には10時半ころ付き、11時半ころに呼ばれ、レントゲンと採血をすることに。
採血の結果が出て診察になるので、結局診察は1時半ころから。
レントゲンの写真とCTの画像を見ながら、肺に水が入っていること、気管支の右側が何らかの状況でほぼふさがっていることを説明された。
先生の話では普通に考えれば腫瘍だと言われ、できるだけ早く入院し、検査をするように進められた。

親父は無類の病院嫌いなため、1日でも入院はしたくない思いが強いので
「じゃあ、月曜から入院します」と言った。
僕は「今日から入院しとけよ」と言うと
「入院代ももったいないし、どうせ土日は病院もやってないから」と言い、先生も土日は病院はやっていないので、月曜からでいいですというので、月曜から入院することに決定した。

肺にたまった水は早く検査したほうがよいとのことで、即日検査することになった。
検査に当たっては同意書が必要だったので、その場で署名捺印し渡した。
その後、今後の検査として11日に気管支の内視鏡検査、12日に骨シンチという検査、17日に肺への造影剤を入れる検査が決まった。

診察前に血圧を測るとき、親父が「ばあちゃん、昨日血圧190こえてたんやで」と言うので
「え?薬は?」と聞くと
「薬のんでその数値や」と聞かされていたので、今日も少し不安だったので、
「診察結果は俺と親父で聞くから、ばあちゃんはここで待ってて」と待合室で言ったが、先生に呼ばれるとちょこんと付いてきたので、出て行けともいえず一緒に聞いた。

水を抜く検査は30分ほどかかるとのことで、おばあちゃんと少し遅めのお昼ご飯に言った。
そのとき、おばあちゃんは少しうれしそうに、でも複雑な表情で
「今日はがんっていわれんかったね」と言ったので
「そうやね。まだわからんね」と応えた。
事実まだわからない。

結局、検査が終わり、入院の手続きをして今日はおわった。15時ころだっただろう。
帰り道で、親父が「お袋、あんまり病院くるなよ」と言っていた。
「嫁もいないかわいそうな人と思われたら、看護婦さんもやさしくなるやろ」とのこと。
一応「そんなことはない!」と突っ込んでおいた。
帰るときに、昼ごはんを食べていないから蕎麦屋に行きたいというので、
「じゃあ食べ終わったら迎えにいくから、このまま行こう」
ということになったが、時間が時間だけにさすがに閉まっていた。

夜、何が食べたい?と聞くと「魚」と答えたので、近所のスーパーで刺身と鯛のアラを購入した。
昔から鯛のアラ炊きは好きだったので、作ることにした。
晩御飯はビール1杯とお刺身、アラ炊きを食べた。
食べるところは久しぶりに見た。

夜、ビールが悪かったので、かなり苦しそうな咳をしていた。
部屋にこもっているので、細かな状況はわからないが、咳がおさまるまでは近くにいることに。
23時ころには静かになったので、休むことにした。

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