台風ウォッチャー 2019年夏台風10号





台風10号が近付いています。
今年の台風は今のところ進路がこれまでと違う感じがする。
梅雨入りが特に西日本では遅くなり、梅雨と台風が重なったため梅雨前線にさえぎられるような進路なのだろうか?

今回の台風10号は、どうも先に発生していた台風9号にかなり影響されていたよう。
台風9号の進路がもっと東よりだったら、多分東日本を直撃していたのだろう。
明日15日から明後日16日にかけて四国、中国地方を突っ切るらしい。
それに伴い、ここの所風が強い。海では水難事故も多発しているよう。

今回台風が来るので、台風について少し調べた。
台風には「強さ」と「大きさ」というものがある。

「強さ」は最大瞬間風速に起因した情報らしい。表現は「強い」「非常に強い」「猛烈な」だそうだ。
瞬間風速が33~44m/s、44~54m/s、54m/s以上で分類するらしい。
今回の台風10号は最大瞬間風速が30m/sなので、「強い」より下なので強さ表示はない。

次に「大きさ」だが、これは強風域(15m/sの範囲)に起因する。
台風10号は昨日まで強風域が1100kmだったが、現在は600kmとなっている。
500~800km未満までが「大型」、それ以上が「超大型」と表す。
なので、台風10号は昨日までは「超大型」と表現されていたが、現在は「大型」に変わっている。

では勢力が落ちたか?というと多分そうではない。
中心気圧に変化がないからだ。
昨日段階で965hPa(ヘクトパスカル)。そして現在も変わらず。
周囲を取り囲んでいる雨雲が陸に差し掛かり、雨を降らすことで強風域は小さくなったが、中心気圧は変わらないので、上陸すると中心付近は嵐になるのだろう。

965hPaという大きさは、台風としては中ぐらいという感じがする。
先に発生していた台風9号と比較すると、9号は920hPaなのでかなり大きい。
ただ、西日本は昨年の豪雨災害もそうだが、今年も九州では尋常ではない雨が降っているので、特に土砂災害などの危険性はかなり考えられる。
また、大潮、満月と高潮の警戒も必要だ。特に15日夜から16日明け方に瀬戸内海を通過しそうなので、沿岸部の方も要注意と言える。

さて、私の住む高松市は昨日から風が強く、楽しみにしていた花火大会も中止になった。
確かに日中は時折突風が吹き空もかなり曇っていたのだが、仕事が終わった18時ころは風もあまりなく、天気も穏やかだった。
1枚目は職場駐車場で南の空を撮った写真。2枚目は西の空。
夏の積乱雲はあまりみられる、シュワシュワした筋状の雲が多い。台風の前触れっぽい。

3枚目は今朝5時に撮った写真。南東の方角かな。
風もなく、穏やかな天気。

多分今日の昼から急激に天気が変わっていくのだろうと思う。
早めの台風対策と、危険と少しでも思ったら避難しましょう。

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