9月5日、済生会病院結果

昼過ぎに、姉から携帯に連絡があった。
「肺がんやって。」と静かな報告。
聞きながら、自分でも何をしゃべったかあまり覚えていない。
自分の近い身内の病気は初めてなので、実感もわかないというのが正直なところ。
済生会病院に行った結果だが、もっと大きい病院を進められ、中央病院と日本赤十字病院の選択の中で親父は日本赤十字病院を選んだとのこと。
明日は仕事場に無理を言い休みをもらった。
姉の話では、「来てくれると車で病院に行けるので助かる」とのこと。ここまで弱気な発言は初めてだったので、少し驚いたが、すぐに「それなら今日の夜出るから、明日は病院に連れて行く」と姉に言い電話を切った。

夕方、仕事は早めに切り上げ、家に帰り高松の実家に向かった。
着いたのは23時過ぎ。少しご飯を食べ明日に備え寝ることに。
親父の部屋に行って様子を見ると、ソファーに横たわっていて「ううぅ」といううめき声を少し上げたので
「もうしゃべらんでええから」と言って部屋を出た。
ここまで弱っているとは思ってもいなかったので、布団に入りしばらく寝れず、ひょっとしてこのまま親父は死ぬんじゃないか?などと思ってしまった。
単に寝起きだったため声が出なかったことには、翌日気づくことになる。

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