9月11日、病院からの連絡(2)

昼、11時過ぎの家を出て高松に向かった。
いろいろなことが頭をめぐりながら運転していたため、どこをどう走ったか記憶があまりない。
さすがに少し怖くなり、淡路島内は運転を嫁に代わってもらった。
高松に近づいたころ、祖母から連絡が入った。
「匡史これるの?」
「ああ、向かってる。4時半くらいには病院に着くから。ばあちゃん、親父に俺が行くこと言った?」
「いやぁ、亘代がおとうさんとどういう話をしたかわからないから」
「わかった。とりあえず、親父は俺が行くこと知ってるとして、今日検査やから心配で来たという体でいこう。着いたらまず病室に行こうか。」
「ああ、そうしといて。」
待ち合わせ場所を決めて電話を切った。

4時半過ぎに病院に着き、親父の病室に行った。
親父は「どうしてん?」と聞いてきた。
「今日、検査やったやろ。ばあちゃんが不安そうやったから、昼から休みとって来てん。」と言った。

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