鳩時計修理!?

お昼ごはんを食べ終わったとき、ヨメが
「鳩時計ならなくなったね」
という話をしだした。
あ、これは修理してと言われるな、面倒臭いな。と思っていたら
「パパなおせるんちゃう?」
と案の定言ってきたので
「今の時計は、昔のように仕組み時計じゃなく、機械式やろうから、素人は手だせへんで」
とかわしたものの、言われると気になる。

中を見てみると、鳩の鳴き声は機械ではなく、仕組みで鳴らしているのが分かったので、これならなおせると思い、自ら泥沼に入ってしまった。。

IMG_2397

中を取り出し、倒した写真。
右下の紙の蛇腹部分が押し上げられ、重力で下がるときに空気が外に出て行く。この外の部分に「パ」と「ポ」の音階の笛が付いていて、交互に鳴る仕組み。この紙の蛇腹が経年劣化で破れていた。

IMG_2398

破損の少ない方で採寸し、障子紙におこした。
これをはさみで切り、糊付けして完成。手間はかかるけど、仕組みさえ分かれば難易度は低い作業だった。
唯一の誤算は、2つなおす部分があるのだが、それぞれ微妙にサイズに違いがあったこと。まあ、空気が漏れずに押し出されれば問題ないので、無理矢理くっつけた。

IMG_2400

蛇腹の修理が終わると、時計本体を側に戻して完成。
時間調度と30分になると、自動的に鳩が出て音が鳴る仕組み。
今回は、当初使われていた和紙よりやや分厚い障子紙だったため、柔軟性が少なく、空気の量が少ないようで、鳴き声がやや小さい。
なんだか息苦しそうな鳩時計になった。
まあ、使っていると、紙も馴染んでもう少し鳩っぽくなるだろうと思い、今回の作業は終了。
約2時間半かかりました。。

コメントを書く