自転車屋の怠慢

もうかれこれ1年以上も前から自転車の調子が悪い。
直したい箇所は2箇所。
1つはグリップ。特に夏場になると溶けたような感じでベトベトする。
もう1つは運転中の異音。

グリップは、既存のものをカッターでカットし、グリップを自転車屋で購入し装着で完了。
シフトがハンドルについているタイプなので、右だけ短いグリップを購入した。
ベトベトはなくなりいい感じ。

運転中の異音は、わからないなりに調べてみると音をだしているのはテンションプーリーという部分。
私の自転車はヤマハのBrace-lというスポーツタイプの電動自転車で、内装8段のギアチェンジが装備されている。
ギアチェンジが付いている自転車は、チェーンのテンションをうまくコントロールするためにこのテンションプーリーという部品が付いているよう。
構造的にはペダルを回すとクランクが周り、チェーンがクランクからアシストギアに送られ、アシストギアからテンションプーリーを介して後輪へと流れる仕組み。音が鳴るのはアシストギアにうまくチェーンが噛まず、たわんでテンションプーリーのスプリングが強引にチェーンを元に戻す時の音だった。ギアチェンジしたときにうまくチェーンが乗らずにカチャカチャいうのに非常ににている音。

ここまで調べて、一番怪しく感じたのはチェーン。もう購入して一度もメンテナンスをしていないので、さぞボロボロなんだろうと思った。
長期間使用しているとチェーンも伸びると調べてみるとあったので、とりあえずチェーンを変えてもらうことに。

うちから徒歩1分ほどに自転車屋があるのでそこに持っていくことに。
自転車屋の名前は「サイクルライフ タムラ」。お店の紹介文をみると

「やっぱり専門店」自転車は組立技術もプラスしてご用意致します。電動自転車、スポーツ車、バイクの事は何でもご相談下さい。整備サービス技術には自信があります。
明るくフレンドリーなお店に是非ご来店下さい。

とのこと。

お店に行くと、旦那さんが食事中とのことで自転車を預けて一度帰って連絡を待った。
しかし、待てども待てども連絡がないので、もう一度お店に行くとちょうど連絡をしていたところだった。
横柄そうな旦那さんがいうには「電動の中の部分を直さないとなおらないよ」とのこと。
ではこのまま乗り続けていたらと聞くと「そのうち動かんくなるわ。ペダルがまったく動かんくなる」と言われた。一応修理費用を聞いてみると「ざっと見積もって2万5千円かな」と言われたので「え、新車買えますね。」とおもわず口にすると「電動の新車は買えないよ」とそんなことわかってる。

なんとなく腑に落ちないので、とりあえず持って帰ることに。
なにより腑に落ちないのは中をちゃんと見たのかどうかもわからず、いきなり高額な修理費用を言われたこと。もう少ししっかり説明してくれればまだ検討の余地もあったが、「チェーン換えても、テンションプーリー調整しても無理。全然関係ない」としか言われなかったので不信感しか湧かない。

仕方なく、もう一度自宅でチェーンカバーを外し自分でみてみることに。
テンションプーリーの位置をちょっとずらせば異音はなくなことがわかったが、テンションプーリーの調整方法などわからないので、藁をも掴む気持ちで、とりあえずチェーンを磨いて油をさしておいた。

やっぱり異音は直らないので、ちょっと遠いが「サイクルベースあさひ」に行くことに。
お店ではすぐにチェーンカバーを開け確認してくれた。
結論としてはアシストギアの動きが非常に悪くチェーンが乗らないらしい。ただユニット部分になるためメーカーに送って修理とのこと。
修理費用は1万5千円〜2万円。開けてみないと正確な数字は出ないらしい。
ただ、一度チェーンを外し、ちょっとチェーンを調整したら異音はでなくなった。お店の人が言うにはアシストギアは間違いなく悪いが、とりあえず調整でごまかしながら乗ることはできるらしいので、修理代も高いのでもうちょっと様子を見てみてはとのこと。

技術力がどうとかはわからないが、お客さんの気持ちを考えての修理という意味ではあさひのほうがはるかに上だった。
修理代もあぶなく5千円〜1万円ぼったくられるところだった。自転車が壊れてもサイクルライフタムラには二度と行かないと誓った。

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画像右の大きな歯車がクランク、その左の小さい銀の歯車がアシストギア、その下の黒い歯車と銀のアームがテンションプーリー。

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