コロナウイルスのワクチン接種について

コロナ禍において、切り札的存在として菅総理も期待しているワクチンです。
65歳以下の接種も徐々に進みつつあり、確か6月段階で約4000万人が1回目の接種を完了し、約2500万人が2回目の接種も完了しているようです。

我が家にも、私と妻の接種券が先日届きました。
家族でも話を行い、1回目の話し合いではしばらく様子を見て急いで接種しない方向性になりました。

ワクチンに関しては、連日ニュースでワクチン接種をしない人の勘違い、間違った認識の報道をよく見ます。
主なものとしては、ワクチンを打つと妊娠できなくなる、マイクロチップが体に埋め込まれるなどです。
普通に考えてありえないことです。
逆に大切なことは報道がかなり少ない気がします。

1.これまでのワクチン(インフルエンザ等)は弱毒化、もしくは不活化したウイルスを体内に摂取し、抗体をつくるという仕組みだが、今回のコロナウイルス用ワクチンはmRNAワクチンで、遺伝子材料を接種するワクチンは人類史上初の仕組みであること。

2.FDA(アメリカの厚労省のような組織)はワクチンに対して正式承認を下ろしていない。(緊急利用承認のみ)2022年1月までに承認する予定。(2021年7月21日現在)

3.日本では政府が接種を推し進めているが、厚労省に承認は下りていない。(現在治験段階で、国民全員で臨床試験を行っている)

4.ワクチン接種後の死亡者数がかなり多い。(6月段階で約550人)
※平成30年度インフルエンザは約5000万人接種し、接種後死者は3名のみ(https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/000583992.pdf)

こうしたマイナス要因は、国民の不安を煽ると判断してか、あまり報道されていない気がします。
2は他国のことなのでいいとして、他は非常に重要な情報だと思います。

ただ、ワクチンが悪いということではなく、効果としてはかなり優秀だと思います。
95%の感染抑制。これは数万人規模での臨床試験で、半分にワクチンを接種し、もう半分にはプラセボ(生理的食塩水)を接種し、コロナ感染者数の割合を表しています。
コロナの感染は行動により大きく左右されそうなので、95%までの信頼性はないと思います。それでもかなり高い感染抑止力はありそうです。
また、重症化を防ぐ効果があるとのことですが、これについては正確な情報を収集していないのでなんとも言えませんが、重症者数の数は減っていることを考えると可能性としては高いと思います。

我が家でワクチン接種の様子見を決めた理由としては、接種後の死亡者の多さです。
約550人という数字は恐らく氷山の一角で、本当はもっと多い可能性を考えられます。
私の祖父(93歳)が先日2回目のワクチン接種が終わりました。その3日後体調が急変し入院しました。医師からは命に係わるともいわれました。
原因は誤飲による肺炎とのことでしたがワクチンとの因果関係はないと言い切ったそうです。
ワクチンには予防接種法という法律が付いてきます。これはワクチン接種により副反応等を起こした場合の医療費免除などの優遇措置があります。
しかし、厚労省の発表もそうですが、ワクチンが原因による死者はいないと発表しています。ワクチンが原因という明確なエビデンス(証拠)がないからだそうです。
ほとんどのケースでワクチンが原因という明確なエビデンス(証拠)がないということで予防接種法は適応されないのではと思われます。
逆に言えば、祖父の肺炎もワクチンが原因ではないという明確なエビデンスはありません。
こうした病院とのやり取りなどを考えると、550人という数字は本当に一部ではと懐疑的にならざるを得ません。

では仮に550人が正当な数字として、2回接種が終わった人数との比率を出すと0.002%となります。
ワクチン接種により死亡する確率は0.002%とかなり低い数値です。
次に、コロナウイルスの感染状況ですが、日本ではこれまで約84万人が感染しています。1年半以上の期間を経ての感染率は約0.7%です。
さらに死者数は約15000人です。このため感染して死亡する確率は1.7%ほどです。
数値としてどう表すべきかはわかりませんが、1年半以上経過したコロナ禍で感染する確率も低く、死亡する確率も低く、恐らくワクチン接種での死亡より可能性はだいぶ低いのではと思われます。そう考えると、ワクチン接種はあえて火中の栗を拾うような行為に思われます。

これから64歳以下の接種もどんどん進み、ワクチンによる死亡率にも変化が起こると思いますので、そうした状況を数値化しながら判断していきたいと思っています。

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