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GoToキャンペーンの賛否

2020-07-15

column

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7月22日から「GoToキャンペーン」を政府が開始すると、連日のようにニュースで流れています。
そして、ネットでもニュースでもほぼ否定的な意見ばかり。
とは言え、そもそも「GoToキャンペーン」がどういうものか理解しないと、意見の出しようもないので。

「GoToキャンペーン」とは、私も今日調べるまで知らなかったのですが、4つの産業に対してのキャンペーンで
1.トラベル
2.イート
3.イベント
4.商店街
だそうです。おそらく22日から始まるのはトラベルのみ。

GoToトラベルキャンペーンの概要は、旅行代金の約半額を政府が負担するというものです。
1つだけ制約があり、1泊の料金の場合、負担金額の上限は20,000円まで。つまり1泊40,000円の場合は20,000円が割引されますが、1泊50,000円の場合は半額でなく上限の20,000円が割引され半額にはなりません。
まあ、われわれ下々の下級国民にとっては1人1泊40,000円など選択肢に入りませんので、全然まったく問題ありません。

GoToトラベルキャンペーンのもう1つのポイントは、割引される半額のうちの30%はクーポンが渡されるそうです。
つまり、旅行代金1泊40,000円の場合、半額の20,000円の30%の6,000円分のクーポンがもらえ、14,000円が割引されるということです。
支払代金は36,000円ということです。

この段階で気づきますよね。あれ?半額じゃなくない?と。
そうなんです。クーポンは旅行先のお土産や飲食店などで使える(らしい)のですが、仮にお土産と食事で10,000使ったとすると、うち6,000円をクーポンで支払ったとしても持ち出し金額は40,000円で、割引総額は20,000円なので全然半額ではありません。

さらに、旅行によっては宿代より現地の観光やお土産に主軸を置く場合、半額どころか・・・という感じですね。
例えば5,000円の宿泊施設を予約し、現地で20,000円お土産や飲食で使っても750円のクーポンと1,750円の宿代割引だけで持ち出しは22,500円ということになる。実質割引率10%・・・。しょぼんぬ。


次にキャンペーンの適応方法ですが、基本的には旅行代理店経由、もしくはキャンペーン適応宿泊施設の直接予約(予約システムありき)で対応されるそうです。
現段階で、各旅行代理店、旅行会社ともに具体的な宿泊施設等出ていないため、突然降ってわいて大慌てで準備しているという感じがします。
政府としては、夏休み前の4連休をターゲットにしているようですが、特別給付金と同じように考え方が甘すぎる感じがします。多分システムが間に合わないケースが多くなりそうですね。

ちなみに、クーポンは1,000円単位で発行され、1,000円未満は四捨五入されるそうです。
またクーポン発行は9月以降なので、7月22日~は宿泊代金割引35%引きだけでしょうかね。

GoToトラベルキャンペーンの概要はそんな感じです。



個人的には、このキャンペーンひそかに楽しみにしていました。
普段ほとんど旅行に行けていないので、近場の安いところでも妻と1泊でもいければなぁと思っていました。
実際、香川県に引っ越して5年が経ちますが1泊の旅行には1度しか行ったことがありません。(帰省以外で)
せっかくなので四国内で日帰りではしんどいところに車で行ってみたいと思っています。


世の中の反応と言うと、冒頭に少し言った通りおおよそが否定的です。
まあ、この数日のコロナウイルス感染者数を見れば当たり前ですね。
実際、緊急事態宣言中のGWは人が動かずコロナの感染数を少なくした実績があります。それなのに旅行に行くとなると確実に人との接触は多くなり感染者数が増えるであろうと普通なら考えます。

私は多角的に考え、完全否定も肯定もできないというのが実情です。
先に言った通り、期待していたキャンペーンということがあります。
また、現在観光業は恐らく壊滅的なダメージを受けています。4月の旅行に使う金額は例年の1/20以下という試算も出ています。そう考えるとGoToキャンペーンが正解かどうかはわかりませんが、何らかの施策を施す必要はあると思います。
あと、個人的にですが人混みが嫌いなので、旅行も人が少ないであろう場所を探していくのでさほどコロナの危険性は上がらないのではとも考えています。
最後にコロナウイルスの性質です。以前テレビで複数のお医者さんがこの数カ月コロナの患者を診た中で市中感染というケースはほぼないと言っていました。やはりほとんどの感染者は3密で起こっているらしいです。これは、この時期だからかもしれません。寒くなると空気が乾燥し飛沫から出てきたウイルスも空気中に漂える可能性はあります。ただ、今冬の話をしても仕方ないので、お医者さんの意見を信じるのがベターだと思います。
いずれにしても、ワクチンや特効薬が出来るまでは3密を避ける生活は続きます。であれば、旅行でもそれを避ければいいのではとも思います。移動手段と食事がポイントになりそうです。


確かに、コロナ感染者が増えつつある状況下でこのキャンペーンは、感染拡大を助長しているようにも思えます。
実際、私も怖いと感じます。ただ、それと同時にずっと動かないということもできません。一度死んだ経済が、コロナが終息しすぐに息を吹き返すかと言えば、かなりの時間を要すると思います。それは、私は震災が良い教訓だと思っています。
日本の特に地方は観光業が主産業の地域がたくさんあります。そして、その観光業が危機であることは間違いありません。
であればコロナ渦でも楽しく安全な観光方法を、もっと具体的に示して行けばいいのではないでしょうか?
政府は当たり前のことしか言えません。政府に期待しても難しいでしょう。
本当は、こんな時こそマスコミが色んな安全な旅行法を伝えればいいのに、政府バッシングばかりでうんざりします。

これまでは危機管理という考え方で、危機意識を持ちすぎても問題なかったのですが、すでにコロナ渦における我が国の状況は完全に変わったと思います。つまり、危機管理とこれまでの日常に近づける2つのベクトルでより良い方法を模索するフェーズということです。
このキャンペーンも肯定的に考え、意見を出し、それでもだめなら否定という順番で考えるいいきっかけのひとつかもしれません。

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コメント
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こしあん

シャドウさん、ありがとうございます。

肯定も否定も難しいですよね。
確かにキャンペーンと言うやり方が正しいかは、私も疑問に思います。
緊急事態宣言の時につくづく感じましたが、この国は中央集権なのか?地方分権なのか?擦り合いをしていましたので。
地方分権なら、各都道府県に政府がお金を渡し、それぞれの裁量でそれぞれの都道府県に合った対策を講じることもできるのですが・・・。

元々は終息後のキャンペーンでしたが、ワクチンも治療薬も数年はかかるのでそれまでは待てないという判断なんでしょうね。実際、今年1年で観光業に前年比額が-20挑円らしいです。恐ろしい金額です。
コロナに気を付けつつ、自分のできることをしていくしかないですね。

シャドウ

そうですね、国民が考えて議論するいい機会だと思います。
ちなみに自分はGoToキャンペーンは現段階では否定派です。
ここに来て感染者が全国的に増加している状況でやるべきではないと思います。ワクチンや治療薬ができるまでは、日常注意しても感染者を抑えることはできないでしょう。
栃木県も日光と那須という2大観光地を抱え、知り合いにも観光業に従事している人はたくさんいますし、実際観光業は疲弊しています。それに関連する業種(旅館に出入りしているリネン業者や物産卸業者、周辺の飲食店 etc.)も総崩れです。
でもそのような人たちもGoToにもろ手を挙げて歓迎しているかというと、必ずしもそうではありません。
旅行はしても結構だと思います。国民一人一人が経済を回す意識をもって行動するのは大いにアリだと思うます。が、国の予算を使ってまでキャンペーンをするのは、ワクチンや治療薬ができてからで(は時既に遅しも考えられますが)良いのでは、そして今はそういった業種に直接補償する国家予算の使い方のほうが良いのでは、と思っています。
賛否両論、難しい選択ですね。
こしあんさんの考えを否定するものではありませんので悪しからず。