ちょこっと音楽理論 ダイアトニックコードその1

はじめに

復習、自分への備忘録も含め、もし誰かの役に立つことがあれば幸いです。
音楽理論の基礎である「ダイアトニックコード」について書いていきます。

ダイアトニックコードは原理は簡単ですが、細かい内容が多々あるので、多分複数回にわたっての投稿になると思います。
細かい説明を入れると、私も混乱してしまうので、細かい説明は省いています。

Cメジャースケール

例えば、作曲をしたい!となったとき。
例えば、自分でかっこいいギターソロをライブで即興で弾きたい!となったとき。
あるルールに沿えばうまくいきます。
そのために大切なのが、スケールという概念です。スケールの説明をするとこんがらがるので、簡単に。
世の中でもっともポピュラーなスケールは、多分、ドレミファソラシドです。これをCメジャースケールといいます。

ドレミファソラシドはイタリア語ですが、これを英語にするとCDEFGABなのでCメジャースケールと言います。

Cメジャースケールの曲の場合、ちょっと乱暴ですがドレミファソラシドを使えば作曲もできればギターソロも弾けます。
ただ、どの曲がCメジャースケールの曲なのか?コードはどうすればいいのか?という時にダイアトニックコードの概念が生きます。

Cメジャースケールのダイアトニックコード

ダイアトニックコードは、スケールの各音にコードを割り当てるというやり方をします。
ドの音にはドのコード、レの音にはレのコードという具合です。
具体的には下の図のようになります。

ドの音の時のコードは、ド・ミ・ソ・シという和音になります。これをC△7(シーメジャーセブン)と言います。
コードの構成は上の図の通り、1つどばしになります。
ドを主音といいますが、主音を含めて3つ目のミ、5つ目のソ、7つ目のシがCメジャースケールのC(ド)が主音のコードとなります。
レが主音の時も同じようにずらすだけです。簡単です。

音の呼び方

音を呼ぶときに、主音を1としてそこから数えたスケール上の数で音を表します。
すでにドレミファソラシドという呼び方があるので、何故わざわざ数字に変えるのかと思いますが、これは音価という概念にかかわるので、それはまたそのうち記事にします。(多分)
C△7のミの音は3度、ソは5度、シは7度といいます。

音との位置関係によるコード名

基本的にダイアトニックコードは、主音、3度、5度、7度の4つの音を和音とする仕組みですが、主音の場所により3度、5度、7度の位置関係が微妙に異なります。

上の図は、C△7の音の位置関係と、その名称を書いています。
1つづつ見ていきます。

まず主音のドとレの位置関係ですが、間に黒鍵が入っています。このように間に黒鍵が入ると全音と言います。
レとミの間も黒鍵があるので全音です。
主音(1度)から3度の位置関係は全音2つなのでこの位置関係を△3(メジャー3度)と言います。

次に、ミとファの間は黒鍵がありません。このような位置関係を半音と言います。ファとソの間は黒鍵があるので全音です。
主音(1度)から5度の位置関係が全音3つ、半音1つの位置関係をP5(パーフェクトファイブ)と言います。

続いて、ソとラの間は黒鍵があるので全音。ラとシの間も黒鍵があるので全音となります。
主音(1度)から7度の位置関係が全音5つ、半音1つの位置関係を△7(メジャー7度)と言います。

△3、P5、△7の位置関係にあるコードを△7(メジャーセブン)と言い、主音がドなので、C△7(シーメジャーセブン)というコードになります。
上記の3度、5度、7度までの位置関係により、位置関係の名称が決まり、コード名も決まるという仕組みになっています。

いっぱい書いた感じがするので、今回はここまでにします。
次はm7(マイナーセブン)の話になります。

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