半分の月がのぼる空

※映画の内容を記述します。事前に内容を知りたくない方はこの記事は見ないでください。
※感想は基本的に私個人の主観によるものということをご了承ください。

主演:池松壮亮、忽那汐里
主題歌:15の言葉、阿部真央

池松壮亮演じる裕一は肝炎で病院に入院していたが、夜な夜な病院を抜け出し友達と遊んでいた。
ある日、そのことが看護婦にばれ、テレビを没収されたくなければ最近転院した子と友達になるように言われた。
最近転院してきた子は忽那汐里演じる里香で、裕一が友達にならなければテレビを没収されると聞くと無理難題を言ってくる。
里香の無理難題とテレビ没収の狭間で葛藤していた裕一も、次第に里香に惹かれるようになり、里香も同じく裕一に惹かれるようになる。

里香は先天性の心臓病を患っており、手術しても完治の難しい病気を抱えている。
しかし、手術をしないと命の危険が迫るが、転院しないと手術ができず裕一と離れたくない里香は転院を渋っていた。
裕一の説得により里香は転院し手術を受けることに。程なくして退院した裕一は里香の病気をなおすために医者になる道を選択。

大人になった裕一(大泉洋)は心臓外科医になり、里香と結婚し自ら妻の手術をしていた。やがて里香は妊娠し、出産したが、ついに手術で帰らぬ人になった。
自分の妻を手術で助けられなかったと自分を責める裕一はやがて心臓外科医から内科医になり、自分と里香が入院していた病院に来ることになる。
その病院に裕一に手術をしてもらいたく里香と同じ病気の女の子が転院してくるが、頑なに手術を拒み続ける。

ある夜、娘に本を読んで欲しいとせがまれる裕一。
その本は「銀河鉄道の夜」で入院中里香が何度も読んでいた本で、裕一も里香からそのときにもらい、何度も読んでいた本だった。そしてその本は里香が転院し手術を受ける前に、自分が手術で亡くなったときに裕一が寂しくないように魔法の言葉を残すと言っていた本だった。
大人になった裕一は娘に渡され、そのことを思い出し本を確認する。
そして、裕一はまた心臓外科医として頑張る決意をする。

病気を題材にした映画によくある、ただ悲しいというだけでなく、この映画は最後に「よかった」と思わせてくれるものがあり、とても心が洗われる感じがしました。
あらすじは、あくまで時系列で記述していますが、映画ではもっと違う見せ方をしています。そこもよかったと思います。
ただし、確実にハンカチがいります。
私は日中だれもいないときに見たので、大号泣でした。。

泣きたくて、すっきりしたい方にはおすすめの映画です。
忽那汐里さんがすごく可愛く、綺麗でした。

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